【石川県全域】屏風の出張買取実績|六曲山水屏風の査定ポイントと高く売るコツ

石川県金沢市を拠点に、能登から加賀まで石川県全域で骨董品の出張買取を行っています。
本記事では、実際のご依頼で拝見した山水図の六曲一隻(ろっきょくいっせき)屏風を例に、査定の見どころや、屏風を少しでも高く売るためのポイント、出張対応の流れを分かりやすくご紹介します。
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1. 買取実績レポート:金沢市で見つかった六曲山水屏風
「家を片付けていたら、広間の間仕切りで使っていた屏風が出てきた」と金沢市内のお客様からご連絡。現地にお伺いすると、水墨の山水図で統一された六曲一隻の屏風がありました。
• 画題:遠近感のある山岳・川・樹木・家屋が配され、各扇にバランスよく余白が生かされた構図。
• 技法:墨の濃淡で霧や水気が表現された水墨山水。
• 表具・骨:銀地の縁とすっきりした見付け、蝶番紙のつなぎは良好。裏面の紙に経年のヤケがあるものの、致命的な破れはなく「飾って映える」状態。
• 落款・印:款記あり(読み取りは現地で確認)。銘や流派の特定ができると評価が上がるため、後日写真採寸を行い調査。
上記を踏まえ、保存状態の良さと装飾性を評価。市場動向も比較し、数万円台後半〜十数万円相当のレンジをご提示し、お客様にご納得いただいて即日お買取りしました。
※屏風は「作者・制作時代・画題・サイズ・保存状態」で価格が大きく変わります。本件は実績の一例で、同様品でも相場は前後します。
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2. 屏風の査定で見る主なポイント
1. 作者・銘(落款・印章)
狩野派・琳派・南画系、近現代日本画家など、流派や作家が判明すると評価が安定します。箱書きや添状があれば必ず一緒に。
2. 画題と装飾性
松鶴・四季草花・花鳥・山水・金地など、住宅や施設に飾りやすい題材は人気。金屏風・銀屏風、蒔絵風の装飾縁などは晴れの席での需要が見込めます。
3. 時代感とサイズ
江戸~明治・大正・昭和など、制作時期の手がかり(紙・絹本・顔料・裏彩色)を総合判断。六曲・四曲・二曲、**一双(二枚一組)か一隻(片側)**かも重要です。
4. 保存状態
破れ・大きなシミ・虫損・剥落・強い反り・蝶番紙の切れ・枠のグラつきは減点。
※専門的な補修は価値を保つこともありますが、自己修復は逆効果になりがちです。
5. 付属品・来歴
共箱・差し紙・由緒書、購入店の伝票、飾っていた写真など、来歴が分かる資料は強いプラス。
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3. 石川県で屏風が評価されやすい理由
石川県は加賀藩の文化が息づく地域。祝儀の場で金屏風、床の間には四季草花といった文化が続いており、
• 住宅・料亭・旅館の装飾需要
• 和の演出を求める店舗・宿泊施設のニーズ
• 県外の古民家再生・設え需要
が安定して存在します。輪島塗や九谷焼と調和する屏風は特に人気で、再利用・レンタル需要も相場を支えています。
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4. 高く売るコツ(ご自宅でできる範囲)
• 付属品をまとめて保管:共箱・紙袋・由緒書・表具店の札は全部一緒に。
• 無理に拭かない:表面のすすや染みは“時代の味”。乾拭きや薬剤はNG。
• 写真の撮り方:正面全体→各扇のアップ→落款・印→裏面→枠や蝶番。サイズ(横幅/高さ/奥行き)もメモ。
• 保管環境:直射日光と高湿度を避け、立て掛けるときは緩やかな折れを保つ。
• まとめ査定:掛軸・屏風・衝立など表具類をまとめると評価が上がるケースあり。
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5. 「こんな状態でも大丈夫?」
• シミ・小破れ・裏打ちの浮き → 専門補修前提で評価可
• 片方だけ残った一隻/片屏風 → 装飾需要で買取対象
• 大型で運べない → 出張査定・当日搬出に対応
• 作者不明 → 写真と採寸で当店が調査します
処分前に一度ご相談ください。捨ててしまうと価値の回復ができません。
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6. 出張対応エリア(石川県全域)
金沢市・白山市・野々市市・能美市・小松市・加賀市・かほく市・羽咋市・七尾市・輪島市・珠洲市、
内灘町・津幡町・川北町・志賀町・宝達志水町・中能登町・穴水町・能登町まで幅広くお伺いします。
スケジュール次第で即日対応も可能です。
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7. ご依頼からお支払いまで(出張費・査定料無料)
1. お問い合わせ(電話・LINE・メール)
2. 簡易査定(写真・サイズ・点数で目安をお伝え)
3. ご訪問査定(現物確認/査定額のご提示)
4. お支払い・搬出(現金またはお振込み/その場で丁寧に養生して搬出)
5. 書類のお渡し(控え・明細)
大型の屏風や点数が多い場合でも、当店スタッフが責任をもって搬出します。
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8. よくある質問
Q. 金屏風・銀屏風だけでも見てもらえますか?
A. もちろん可能です。無地でもサイズ・表具・状態で評価します。式典用の需要があります。
Q. シミが多く、表面が剥がれています。
A. 程度によりますが、飾り用途や撮影小道具として需要があるため拝見します。むやみに補修せず、そのままお見せください。
Q. 一双(二枚組)のうち片方だけです。
A. 片屏風でも装飾需要があるため評価対象です。残っている側の画題・構図を詳しく確認します。
Q. その場で売るか決めなくて良いですか?
A. はい。査定額をご検討いただき、後日のお返事でも大丈夫です。無理な勧誘はいたしません。
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9. 併せて強化中の買取品目
屏風と一緒に出てくることの多い下記品もまとめ査定歓迎です。
九谷焼/輪島塗/漆器/茶道具/仏壇・仏具/掛軸/陶器/中国美術/古道具・アンティーク家具/洋食器/置物
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10. まとめ:屏風は「捨てる前」にご相談を
屏風は、作者・題材・装飾性・サイズ・状態の掛け算で価値が決まる奥深いジャンルです。
蔵や座敷の片付けで見つかった屏風は、処分前に一度ご相談ください。出張費・査定料は無料、石川県全域へ伺います。
📞 お問い合わせ:0120-558-212(年中無休・即日対応可)
写真での簡易査定も大歓迎。折れ防止のため、撮影・移動の際は大きく畳み過ぎないようご注意ください。