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【石川県金沢市】蒔絵棗(共箱付き)を出張買取しました|骨董鑑定団の買取実績紹介

2025年8月31日
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はじめに

石川県や金沢市は、茶の湯文化と深い関わりを持つ地域です。加賀百万石の時代から茶道が盛んに行われ、茶道具の名品が多く残されています。特に九谷焼や輪島塗などの漆芸、そして茶会に欠かせない棗(なつめ)は、現在でも高い評価を受けるジャンルです。

骨董鑑定団では、骨董品や古美術品のほか、茶道具の買取も強化しています。今回ご紹介するのは、蒔絵が施された黒塗りの棗(共箱付き)です。共箱には銘や印が記されており、作家の手による確かな作品であることが分かります。

この記事では、この棗の買取実績をご紹介するとともに、査定の流れや高価買取のポイント、さらに茶道具としての歴史的背景や市場動向についても詳しく解説していきます。

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ご依頼の経緯

ご相談くださったのは、金沢市内にお住まいのお客様。ご家族の遺品整理を進める中で、茶道具が多数出てきたとのことでした。

「祖母が茶道をしていたが、自分は使わない。捨てるには惜しいので、専門店に見てもらいたい」とのお話でした。

段ボールに仕舞われていた中から出てきたのが、今回の蒔絵棗。共箱に収められており、蓋を開けると光沢のある黒漆の表面に繊細な蒔絵が描かれていました。

お客様も「価値があるかどうか分からないが、状態は良さそう」と仰っており、査定をご依頼いただきました。

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査定の流れ

1. 出張査定

骨董鑑定団では石川県全域で出張費無料の査定を行っています。今回は金沢市内ということもあり、即日訪問が可能でした。

2. 共箱の確認

棗本体と共に付属していた桐箱(共箱)は、作家名や銘が墨書されていました。茶道具の場合、共箱があることで作品の由来が明確になり、評価が大きく上がることがあります。

3. 本体の状態チェック

黒漆の艶は失われておらず、蒔絵部分も剥がれや傷はほとんどなく良好なコンディション。経年の自然な風合いはありましたが、鑑賞価値や実用価値を損なうものではありませんでした。

4. 蒔絵の技法と意匠

蓋部分には柳の枝が精緻な蒔絵で描かれており、金粉や金箔を繊細に用いた伝統技法が確認できました。茶道具における蒔絵は美しさだけでなく、作者の技術力を示す要素でもあります。

5. 市場価値の調査

茶道具の市場は安定しており、特に棗は人気のある品目です。著名な蒔絵師や漆芸家による棗はコレクター需要も高く、今回のように共箱付きで状態が良ければ、高額査定につながりやすいジャンルです。

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査定のポイント
1. 共箱の有無
茶道具は共箱付きであるかどうかが重要です。共箱は作家自身やその家元が署名している場合があり、真贋の証明となります。
2. 保存状態
漆器は湿気や乾燥に弱く、傷や剥離があると評価が下がります。今回の棗は非常に良い状態でした。
3. 蒔絵の出来栄え
蒔絵の技法が丁寧で、金粉の散らし方や描線の正確さが高く評価されました。
4. 作家の評価
作家の知名度によって価格は大きく変動します。有名な蒔絵師や人間国宝級の作家であれば数十万円以上の査定になることもあります。

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買取結果

最終的に、この蒔絵棗は「保存状態の良さ」「共箱付き」「蒔絵の美しさ」が評価され、高額査定となりました。

お客様からは「ただ古いだけかと思っていたが、しっかりと評価してもらえて安心した」と大変喜んでいただきました。

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茶道具・棗の歴史

棗とは?

棗(なつめ)は、抹茶を入れる茶器の一種で、薄茶を点てる際に使用されます。その形が夏に実るナツメの実に似ていることから「棗」と呼ばれるようになりました。

棗の種類
• 真塗棗:黒漆塗りでシンプルなデザイン。
• 蒔絵棗:金銀の蒔絵で文様を描いた華やかな棗。
• 朱塗棗:朱漆を使った明るい色合いの棗。

棗と茶の湯文化

茶道具の中でも棗は実用性と美術性を兼ね備えており、茶人やコレクターに愛されてきました。室町時代から江戸時代にかけて茶の湯が広まると、棗は茶会に欠かせない存在となり、現在に至ります。

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市場動向と需要

国内市場

茶道の需要は安定しており、特に茶道を習っている方や茶会を主宰する方からの需要が高くあります。

海外市場

近年は海外の日本文化ブームにより、茶道具の人気が高まっています。蒔絵や漆芸は日本独自の工芸として海外コレクターからも注目されており、輸出市場でも高値で取引されています。

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高く売るためのコツ
1. 共箱を必ず保管する
茶道具の価値を大きく左右するため、共箱は捨てずに保管しましょう。
2. 状態を保つ
湿気を避け、風通しの良い場所に保管。直射日光や乾燥にも注意が必要です。
3. まとめて依頼する
棗だけでなく茶碗や茶入、掛軸なども一緒に査定することで、総合的に評価が上がる場合があります。
4. 専門店に依頼する
リサイクルショップでは茶道具の真の価値が分からない場合も多いため、専門の鑑定士に依頼することをおすすめします。

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骨董鑑定団の茶道具取扱品目
• 棗(真塗棗・蒔絵棗・朱塗棗)
• 茶碗(楽焼・唐津焼・志野焼など)
• 茶入・茶杓
• 水指・建水
• 掛軸・屏風
• 香合・菓子器
• 茶釜・鉄瓶

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まとめ
• 金沢市で蒔絵棗(共箱付き)を出張買取しました。
• 保存状態が良く、共箱付きで蒔絵も美しいため高額査定につながりました。
• 棗は茶道具の中でも人気が高く、国内外で安定した需要があります。
• 骨董鑑定団では石川県全域で茶道具・骨董品を無料出張査定・現金買取しています。

📞 フリーダイヤル:0120-558-212
📍 石川県全域対応(金沢市・白山市・小松市・加賀市・七尾市など)

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