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石川県津幡町 出張買取 輪島塗碁盤 高価買取

2025年10月26日

津幡町で出会った、静かに佇む輪島塗の碁盤

ふと見上げると、棚の奥で紫の布に包まれた大ぶりの箱がひっそりと眠っていました。布をそっとめくると、漆黒の艶をまとい、金で描かれた月と草の蒔絵が美しく浮かび上がる輪島塗の碁盤が姿を現しました。

「祖父が大切にしていた碁盤なんですが、ここ数年は誰も使わず、しまったままで……価値があるなら見ていただきたいんです。」

石川県河北郡津幡町にお住まいのお客様から、蔵整理のタイミングでご相談をいただいたことが、今回の出張査定のきっかけでした。

津幡町は石川県の中心となる金沢市にも近く、代々受け継がれてきた輪島塗や九谷焼、茶道具などが大切に保管されているご家庭も多い地域です。今回の碁盤も、「いつか使うかもしれない」と取っておかれていたものの、ご家族に引き継ぐ予定もなく、「置いたままよりも、価値をわかる人の元へ渡ってほしい」という想いから、骨董鑑定団へご依頼をくださいました。

ただの遊戯具ではなく、工芸品としての美しさと歴史を宿した輪島塗の碁盤。
その価値を見逃さず、次に大切にしてくれる人へと繋ぐために——骨董鑑定団の出張査定が始まりました。

ご相談内容:価値がわからないまま眠っていた輪島塗の碁盤

ご依頼をくださったのは、津幡町にお住まいのご家族。蔵や収納部屋の整理を進める中で、祖父が愛用されていた輪島塗の碁盤が見つかったとのことでした。
長年使われていなかったため、「ただ古いだけなのか、それとも価値のあるものなのか」「輪島塗と聞いてはいたが、本当にそうなのかもわからない」という不安もあったようです。

「重くて運ぶのも大変だし、どこに持ち込めばよいのかも分からず、そのままにしていました。ちゃんと見てくれる人に見てもらいたくて……。」

そう語られる表情は、「処分するための査定」ではなく、「後悔しないための確認」を求めているようでした。

さらに、今回のお客様は
✅ 蔵整理のタイミングで価値を確かめたい
✅ 家族で相談するためにも適正な価格を知っておきたい
✅ 本当に価値があるのなら、きちんと次に繋げたい
という想いをお持ちでした。

そこで、「持ち込み不要」「出張費・査定費0円」でご自宅に伺える出張買取専門の骨董鑑定団なら安心できると感じていただき、今回のご依頼につながりました。

査定の様子:輪島塗の技と美しさを一つずつ確認

査定当日、骨董鑑定団のスタッフが津幡町のお客様宅へ伺い、輪島塗碁盤を畳の上に丁寧に置かせていただきながら、ひとつひとつのポイントを確認していきました。

まず注目したのは、漆黒に深く沈むような光沢。輪島塗特有の重厚感ある漆の層が保たれており、光の角度によって美しく輝く塗りの質感から、輪島塗のしっかりとした塗り工程が感じられました。

続いて、碁盤側面に施された金蒔絵。
月夜の情景が描かれており、穏やかな水面、揺れるすすきのラインなど、丁寧で流れるような筆致が確認できました。これは単なる実用品ではなく、工芸品としての価値を持つ碁盤である証です。

さらに、碁盤を支える脚の造りにも注目。
輪島塗の碁盤に見られるような安定感のある構造と、使用に耐える堅牢な仕上げが保たれており、大きな傷や割れもなく、コンディションは非常に良好でした。

この時、お客様から「脚の裏に銘はありますか?」というご質問もありましたが、輪島塗の工房では銘ではなく全体の造りと塗りで評価されることが多く、それも高評価ポイントであることをご説明しました。

査定を通じて、お客様も「ただの碁盤ではなかったのですね」と驚かれながらも、安心したご様子で頷かれていました。

なぜ42,000円という買取金額に至ったのか

今回の輪島塗碁盤が 買取金額42,000円 となった理由は、以下の3つの要素が高く評価されたためです。

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✅①「輪島塗」というブランドが持つ工芸的価値

輪島塗は日本でもトップクラスの漆工芸として知られており、「塗りの厚み」「堅牢さ」「蒔絵の美しさ」が高く評価されます。今回の碁盤は、実用性と観賞性を兼ね備えた仕上がりで、工芸品としての価値がしっかりと感じられる一品でした。

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✅② 蒔絵の構図と保存状態の良さ

月夜をモチーフとした蒔絵は、静かな情緒と高級感を併せ持ち、鑑賞目的としても人気が高いデザインです。また、漆の艶も保たれており、塗りの剥がれや脚のぐらつき、大きな欠けなどがなく状態良好であったことも高評価につながりました。

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✅③ 国内愛好家だけではなく、海外市場にも需要がある

最近では、輪島塗の碁盤や将棋盤は「伝統工芸品としての美しさ」を評価され、鑑賞用・インテリアとして海外のコレクターからの需要が高まっています。当店は国内だけでなく海外市場への販路も持っているため、その市場価値を加味した金額をご提示することができました。

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これらの要素を総合し、「工芸品としての輪島塗碁盤」として丁寧に査定した結果、買取金額42,000円をご提示いたしました。
ご家族が「ただ古い碁盤」と思われていた品が、想像以上の評価につながり、お客様にも驚きと喜びのお声をいただけました。

輪島塗の碁盤・将棋盤・漆工芸が高く評価される理由と市場性

今回ご依頼いただいた輪島塗の碁盤は、あくまで「伝統工芸品としての価値が見直されている品」の一例にすぎません。実は現在、輪島塗や九谷焼をはじめとした石川県の伝統工芸品は、国内市場だけでなく、海外コレクターやインテリア市場でも注目を浴びています。

その理由としては――

✅①「使うもの」から「鑑賞するもの」への価値の変化

かつて碁盤・将棋盤は実用目的で使用されていました。しかし近年では、漆の艶や蒔絵の美しさが「美術工芸品」として再評価され、海外では日本文化を象徴するオブジェとしてコレクションされる例も増えています。

✅②輪島塗ならではの“堅牢さ”と“塗りの重厚感”

数ある漆器の中でも、輪島塗は下地に珪藻土を使い、耐久性・存在感ともに優れているため、年月を経ても価値を保ちやすい特徴があります。特に碁盤や将棋盤のような大型かつ実用兼装飾品は高評価がつきやすい傾向にあります。

✅③「思い出の品」としての背景が価値を高めることも

祖父が愛用していた碁盤、床の間に置かれていた漆器、祝いの席で使っていた膳や重箱――こうした背景を持つ品ほど、新たな持ち主にも「大切に使われてきた道具」として受け継がれるケースがあります。

✅④海外ルートでも需要が上昇中

特に海外においては、「輪島塗=高級ジャパニーズアート」という認知度が高まりつつあり、碁盤・将棋盤だけでなく、置物・香炉・茶道具なども含め、漆工芸全体の需要が拡大しています。

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「古い碁盤だから価値がないかも」
「漆が少し剥がれているからダメかもしれない」

――そう思われがちですが、輪島塗のような伝統工芸品は、状態やデザイン、市場背景によっては十分に評価される可能性があります。

今回の碁盤も「眠らせたままではなく、新たに大切にしてくれる方へ渡す道」が見つかったことで、お客様にも安心して手放していただくことができました。

出張買取専門だから安心。津幡町にもスピード対応

今回の輪島塗碁盤のように、大きくて重みのある品や、傷つけないように運ぶ必要のある工芸品は、「持ち込み査定」には不向きな場合があります。

「運ぶだけでも不安で…」
「箱に入れたとしても、万が一落としたらと思うと怖くて」

このようなお声は、多くのお客様から聞かれます。

骨董鑑定団が“出張買取専門”にこだわる理由のひとつは、そうした不安を抱えるお客様を安心させるためです。

✅津幡町を含む石川県全域に出張対応
✅出張費・査定費・キャンセル費はすべて0円
✅1点からでも対応可能
✅蔵整理・遺品整理に合わせたご相談OK
✅「使うか迷っている」段階でも相談OK

また、石川県金沢市を拠点としているため、津幡町やかほく市、内灘町といった近隣エリアには比較的スムーズにお伺いできる体制を整えています。

「遠いから来てくれないかも」「見せるだけでは申し訳ないかも」とお考えになる必要はありません。実際に今回のお客様も、「あのまま眠らせておくより、専門の方に見てもらえてよかった」と安心していただけました。

持ち込み不要で、ご自宅でゆったりとした状態で査定を受けられる――
それが出張買取専門である骨董鑑定団の大きな強みです。

骨董鑑定団が強化している出張買取品目

今回ご依頼いただいた輪島塗の碁盤のように、蔵整理や遺品整理の最中に「これは価値があるのだろうか?」と悩まれる品は多くあります。しかし実際には、以下のような品も高価買取につながるケースがあります。

たとえば…

✅ 九谷焼の花瓶や茶碗
✅ 輪島塗・漆器の重箱や膳セット
✅ 茶道具(風炉・釜・茶入・茶杓・棗など)
✅ 仏壇仏具や香炉、仏具用の飾り道具
✅ 掛軸や屏風
✅ 陶器・壺・中国美術の白磁・青磁
✅ 古道具・アンティーク家具(小箪笥・ちゃぶ台など)
✅ 洋食器(ノリタケ・マイセン・ウェッジウッドなど)
✅ 錫製・銅製・鉄製の置物や鉄瓶
✅ 祖父母の部屋や蔵で眠っている木箱入りの品

これらはすべて、骨董鑑定団が“出張強化買取品目”として力を入れているジャンルです。

「傷があるからダメかもしれない」「一部欠けている」「箱がない」――
そんな状態でも、年代・意匠・作家性・需要などの総合判断によって、価値が見出される場合があります。

骨董鑑定団では、「これも対象になるのかな?」という段階からのご相談でも大丈夫です。「見せるだけ」「価値の確認だけ」「遺品整理の段階でとりあえず仕分けしてほしい」というご依頼も多くいただいています。

まとめ:思い出を次につなぐ、第一歩をお手伝いします

今回の輪島塗碁盤のように、「ただの古いもの」と思っていた品が、実は職人の想いが込められた伝統工芸品であり、次の持ち主に大切に受け継がれていくケースは少なくありません。

蔵整理や遺品整理の際、多くの方が「価値が分からないまま残されたもの」に迷いを感じます。
しかし、その一歩を踏み出していただければ、骨董鑑定団が責任を持って品物の価値を見極め、新たな縁へと繋ぐお手伝いをいたします。

✅ 持ち込み不要・出張費0円
✅ LINE写真での簡易査定もOK
✅ 売却するか迷っている段階でも相談可能
✅ 津幡町をはじめ石川県全域対応
✅ 1点のみ・複数点・まとめ査定も大歓迎

「もしかして価値があるかも?」
その直感が、次に必要とする方への架け橋になるかもしれません。

輪島塗・九谷焼・茶道具・掛軸・古道具・鉄瓶・昭和レトロ品など、家の中に眠っているお品がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

石川県で大切な骨董品を託すなら――
骨董鑑定団が“次へつなぐ一歩”を、共に歩みます。

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